最近、仮想通貨を利用した様々なサービスが次々に誕生しています。
それらのサービスはなぜ仮想通貨を取り入れているのでしょうか。
その鍵は仮想通貨が持つブロックチェーンという技術にあります。
なぜ時代は仮想通貨なのか?
その一部始終を余すことなく伝えている一冊
目次
やっぱり60分では読めなかった(笑)
今回紹介する本は、こちら!
「60分でわかる!仮想通貨 ビットコイン&ブロックチェーン 最前線」です。
著者は仮想通貨ビジネス研究会。
第1刷発行日は2017年6月30日。
私は以前、「60分でわかる!FinTech フィンテック 最前線」という本の書評を書いていますが、この本は同シリーズです。
さてタイトルに「60分でわかる!」のかと書いてありますが、本当に60分でわかるのかと今回も前回同様検証して見ました
検証結果は78分!
またもや60分では読めませんでした。
FinTech大好き人間の私でも60分の壁は高かったです。(笑)
なぜこの本を購入したのか?実りはあったのか?
さて、なぜこの本を購入したのでしょうか?
理由は単純でもっと仮想通貨について知りたかったからです。
さて、実際に仮想通貨についての知識はついたのでしょうか?
結論から言うと、仮想通貨について詳しくなれたと思います。
しかし、仮想通貨を含めたフィンテックについて数々の本を読んでいる私からすれば、仮想通貨について知りたいのなら、別にこの本じゃなくてもいいかなとも思いました。
また、仮想通貨(ビットコイン)よりもどっちかといえばブロックチェーン技術についての記載が多かった印象です。
この本はあくまで仮想通貨の入門書
この本はあくまで仮想通貨の入門書と考えましょう。
仮想通貨で実際に投資を行なっている人や、ある程度の知識がある人は購入する必要性は薄いと思います。
また、仮想通貨ついて知りたい人は、同シリーズの「60分でわかる!FinTech フィンテック 最前線」もオススメです。
この本では、仮想通貨の知識も得れますし、今後躍進するであろうフィンテックについても知ることができるのでオススメです。
この本に有益性はなかったのか?
私がこの本を読んで知ったことは「仮想通貨は絶対的に優位なものではない。」ということです。
この本では、過去にあった仮想通貨の事件を紹介しています。
これらの事件について知れただけでも、個人的には実りがありました。
現在は仮想通貨の利便性ばかりが誇張させているように感じます。
多くのアルトコインが市場に参入し、仮想通貨でビジネスを目論むエセセミナー講師が蔓延しているの事実です。
彼ら総じて仮想通貨の利便性ばかりを説きます。
「将来絶対に値上がりする!参入するなら今だ!」と謳うのです。
しかし、未来予測など誰ができるというのでしょうか。
彼らは未来からタイムスリップしてきたのでしょうか?
彼らの言いなりになっては仮想通貨に関する正しい判断ができるとは思えません。
人間の主観ほど当てにならないものはありません。
それが本当に正しいことなのかという判断は客観的に下せなくてはいけません。
本は著者の主観が入っているとはいえ、セミナー講師などの言い分よりははるかに客観的です。
私はこの客観的視点を養うために常に心がけていることがあります。
それは同テーマの書籍を複数読み比べることです。
実はいうと私は本で仮想通貨に触れたのはこの本で10回目かそれ以上です。
この本の他に様々なFinTechに関する書籍を読んでいるので、仮想通貨に関しては深く理解しているつもりです。
それでもなお、同テーマを読み続けるのは客観性を養うためです。
客観性を養うという意味ではこの本は非常に役に立ちました。
なぜなら仮想通貨の悪い部分をたくさん知れたのですから。
「60分でわかる!仮想通貨 ビットコイン&ブロックチェーン 最前線」はこんな人にオススメ
この本はこんな人にオススメです。
- 仮想通貨について見識を広めたい人
- 話題のトレンド情報を得たい人
- 仮想通貨の悪い点を知りたい人
ちなみに仮想通貨を含めたFinTechについて知りたい人には「60分でわかる!FinTech フィンテック 最前線」の方がオススメです。
あなたのスタンスに合った本を選んでみてくださいね。